福音館書店より販売されている「ぐりとぐらかるた」のレビュー記事です。
友達の子供、幼稚園児の誕生プレゼントに一体何を買ったらいいのかしら。どうせなら役に立って、喜ばれるものがいい。
そんな方へ「ぐりとぐらかるた」で子供と数十回?対戦してきた筆者が感想をお伝えしたいと思います。
結論から言えば、このかるた2020年現在税込みで1,100円ですが、
誰かのお子さんのプレゼントとして考えていたとしても、やっぱり自分も欲しくなっちゃうような、そんな魅力的なかるたです。
なんといっても、ひとかたまりの漫画キャラクターの絵カードって、子供は大好きです。
「ぐりとぐら」は漫画って言うより絵本のカテゴリーですけど。かるた、ですからもちろん平仮名の勉強に役立ちます。
ちなみにわが家では現在6歳の小学一年生になったばかりの娘が、使い倒しています。
とくに4〜5歳のときはずいぶんぼくが相手をさせられました。本当は誰かに読み札を読んで欲しいところですが、ぼくが読んでました。
アマゾンの「ぐりとぐらかるた」レビューで、iPhoneで読み札カードを一枚ずつ読んで録音して、ランダム再生で楽しんでいるという方を見かけました。賢いやりかたですね。
プレゼントにもってこい!ぐりとぐらかるたの絵柄
子供はカラフルな原色の絵が大好き。そして、中川李枝子さんの優しい絵。柔らかいタッチで懐かしい感じがします。
このかるた、うちの娘が4歳のとき、奥さんの友だちからプレゼントとしてもらったものです。
当時、ひらがなも学び始めでほとんど読めませんでしたが、絵には興味津々。
もともとぐりとぐらの絵本を持っていたので、馴染みがあったのですね。床に広げて長いこと眺めていました。
ぐりとぐらかるたのフレーズは4才児の耳に心地良い。
言葉選びが秀逸です。
リズムよく、読み札の一文の中に、同じひらがなを繰り返し入れています。たとえば「と」ですと、
「とらが、とくいの、とらんぽりん」という感じで「と」が3個。
「お」ですと、
「おしくらまんじゅう、おせおせ、おおかみ」で「お」が5個も入っています。
「ふ」は、
「ふとって、ふくらむ、ふうふうおもち」と「ふ」が4個です。
本当にワードセンスが素晴らしいと、と思いませんか。口ずさみたくなるようなフレーズばかりです。
コピーライトの問題がなかったらここで「あ」から「わ」まですべて紹介したいぐらいです。でもあと3つぐらい紹介します。
か:「からすのかいもの、からかさ、いっぽん」いいですよね。からかさって最近ちょっと聞かないですけど。
み:「みどりのらいおん、みみまで、みどり」秀逸。緑のライオンですよ。
は:「はてなふむ、ははんとわかる、めいたんてい」もうブラボーです。
こんな感じの素敵でそれでいて小気味よく覚えやすいフレーズの読み札なので、子供はすぐ覚えちゃいます。
ちなみに「ねことら、とらねこ、まねきねこ」が娘のお気に入りだそうです。これもブラボーあげたいですね。
プレゼントにもらってうれしい、ハイクォリティーかるた。
カード一枚の大きさはトランプサイズです。
しっかりした厚紙で包装され箱に入っています。じっさいトランプがちょうど4箱入って、それで一箱になったような大きさの箱ですね。紙ですので包装してしまうとちょうど本のような重さになります。
うちの「ぐりとぐらかるた」は去年ずいぶん使ったのに関わらずかなりきれいですね。紙も強いし、カード表面もつやつやにしっかりグロス加工されています。
子供が少々汚い手で触っても、簡単に拭き取れます。
4才児のプレゼントとしての欠点ある?
本当に良く出来た楽しいかるたで、子供用のかるたとしての欠点は思い浮かびません。
ただ、ひらがなを覚えるられるかな、という期待をしてこのかるたを買った場合は、難しいかもしれない、と思います。
子供はやっぱり絵で覚えてしまうので、絵札にひらがながなくても楽しい絵だけ見て、かるたをとれてしまいます。
ですので、文字はほとんど見ていないような印象があります。うちの子だけかもしれませんが。
欠点ではないのですが、重量はハードカバーの本一冊分を想像すると良いと思います。紙ですので紙なりの重さです。
ぐりとぐらかるたのレビューまとめ
「ぐりとぐらかるた」は子供が大好きです。
上に紹介したとおり大人も一緒に楽しめます。誰かと競争したりという感覚も、ちょっと学んでいくのかなって思います。
そしてかるた遊びをしていくと、
子供は言葉あそび感覚で驚くほど、ことばを吸収していくので、意味がわからなくても読み札の言葉はすぐに覚えてしまいます。
「言語は耳から」学び始めるんだなとつくづく思います。
いかがでしたか。今日はぐりとぐらかるたについてまとめてみました。
では、よい一日を。
みなみかぜ