英語の発音はむずかしい
大人になってからやっても、もう遅い
これって、本当ですか?
僕はオーストラリアに住み始めて18年ほど経ちます。英語の勉強も結構長いことしました。
そしていま、思うことがあります。それは
英語学習では最初に
発音をできるだけしっかりと勉強すべきである、
ということです。
なんだそんなことか、なんて言わないで続きをきちんと読むように。
自分は英語の発音をきちんと勉強してこなかったので、
- 間違った発音で覚えていたことに気づく
- 喋るときに子音をきちんと発音していない
なんて日常茶飯事です。
相手にとっては聞きづらい英語だと思います。
英語は、大人になるともうネイティブのように発音をすることは出来ないと、いうことを聞いたことがあると思います。
しかし大人になってから英語を始めた人たちの中には、ネイティブと同じ発音ができなくても、ネイティブに近い発音で喋る人はいくらでもいます。
この記事では大人になってから英語をやり直す方に、
- 発音から勉強したほうがいい理由、
- その後の勉強の手順
をお伝えしたいと思います。
英語の発音学習は相手のため
まず、英会話の学習は、英語での口頭コミュニケーションのための学習です。
つまり相手がいるわけです。
相手の身になって考えてみると、わかりやすいと思います。
あなたが全くわからない発音で話しかけられたら、きっと混乱すると思います。
自分の発音がまったくバスの運転手に通じていなかったわけで、相手にとってはおそらくストレスだったと思います。
発音を勉強しないということはこういうケースにぶつかる可能性が高くなるということです。
つまり英語でコミュニケーションをとるなら、やはり発音の勉強からということになります。
発音記号はぜんぜん無理じゃない!
発音記号を覚えるのはぜんぜん難しくないです。
いや、むずかしいよ。と言われるかもしれませんが、
もちろん私達は学習者ですから、完璧でなくていいのです。
そして考え方によってはほんとうに難しくないんです。
母音と子音の
発音記号の数は全部で44個ぐらいです。
この、ひとつひとつの音の発声の仕方をきちんと覚えてしまいましょう。
日本人が英語の発音を難しいと感じるのは、やはり日本語の中にない音が、英語の中にはたくさんあるということが原因だと思います。
しかし、これは本当に、口の中の筋肉の動きと息の強さの問題でです。
ゴルフやテニスなどのフォーム(型)を習得していくときと同じことだな。
一つひとつの音のことを音韻とか音素といいますが、その音を練習することだけは難しくないと思います。
受験などで単語を2000語とか覚えるのに比べたら、全然数が少ないです。
音を覚えたら、後はそれを流暢につなげていく作業です。
ここからは難しいと思います。
流暢に英語風の抑揚をつけて繋げないといけないし、文法もボキャブラリーもたくさん必要だし。。。まあ、やることはたくさんあります。
頑張っていきましょう。
発音学習で大事なのは自分を知ること
自分の発声している発音は自分ではわかりづらいです。
正しい音を出しているつもりでも、自分の口から出る音はなかなかネイティブの音にはなりません。
発音の教材には舌の位置や息の強さなど、発声のコツが書いてあると思います。それをよく読んで何度も練習してみましょう。
録音して聞いてみるとネイティブの発音と自分の発音が違うのがわかりやすい!
大抵の英語の音は日本語より喉の奥側で発生していますので、音が少しこもって聞こえます。日本語はもっと舌先で音を出しているように聞こえます。
少しでも正しく発音できていないと思ったら何度も何度も繰り返しましょう。
テニスとゴルフのフォーム作りです。
練習すれば上手になるはずです。
発音練習が退屈で無理と思ったら
発音練習はそんなに楽しく感じない人も多いかもしれないですね。単純な発声の繰り返しですから。
そんなときは、
- 楽しい未来を考える
- 今だけ我慢すると自分に言い聞かせる
で、乗り越えましょう。
①は、発音習得を乗り越えれば、将来的に自分はずっと正しい発音を知りながら勉強していくという前向きな考えです。
②は発音を覚えるのに時間はかからないということです。本気でやれば週末だけで、ほとんど覚えてしまうのではないでしょうか。
その先の英会話学習は発音を知らない場合と大きく差がついていくことだと思います。
英語学習初期の発音練習の順番
とりあえず順番は、
- 個別の発音記号と正しい音を覚える
- フレーズ・文法・語彙を発音を考えながら発音練習。その他の勉強はエンドレス。。。
これだけです。
①だけはちゃんとやって後はまあ簡単な文法とフレーズを覚えていくという英語学習の滑り出しです。
①個別の発音記号を覚えるのは、僕は英語耳で勉強しました。
著者の松澤さんのしてきた勉強の方法など、読み物としても面白くておすすめです。
でも英語耳ではなくて、どんな発音の本でもいいと思います。
しかし、かならず体系的に勉強して、すべての発音記号を発音できるようにしましょう。
YouTubeや、どこかの発音サイトなどのWeb媒体でも良いと思いますが、ひととおりきちんとすべての音を覚えましょう。
②はフレーズ練習ですが、英語耳の著者松澤喜好氏によりますと、3分ぐらいの短い文章を使った練習法が紹介されています。
そのなかではいくつかの段階に分けて各練習を100回以上するということが推薦されています。
要するに、自分が音を覚えたら、それを発声する練習を100回するという練習です。
録音して練習する機能はスタディサプリなどに英語学習アプリにありますので、活用するのをおすすめします。
大人でも英語の発音は無理じゃない!まとめ
いかがでしたか、
上記で説明したように、英語の発音はコミュニケーションをはかる上で大切です。
そして発音記号の数はそんなに多くないし、最初に勉強するべきものです。
自分が発音している音をスポーツのように繰り返し、
無理だと思ったら、楽しい未来を考えて、
一緒に頑張っていきましょう。
ではよい一日を
みなみかぜ