コッカースパニエルとプードルのミックス犬、
コッカプーに興味があるけど、その成犬のサイズや、性格、寿命についてもう少し詳しく知っておきたい。
そんな疑問に対する記事を書きました。
筆者はオーストラリアに住んでいて、こちらではスプードルといいます。
最近では人気の犬種で、アメリカでは正式の犬種として扱われるようになってきました。
わが家のコッカプー
うちではこのコッカプーを飼っていて、放置犬とでも申しましょうか、さほど手間をかけていませんし、手間がそんなに掛かる犬ではありせん。
まず、「毛があまり抜けない」のと「あまり犬臭くない」のが飼いやすい大きな特徴です。普段は家の中で飼っていて、毎日散歩に連れて行く生活です。
うちのコッカプーは写真にありますように白といいますかクリーム色で、10歳です。
人間で言うと60歳ぐらいです。
体臭はほとんどないですが、初老で、口は臭いです。
子犬のときからの糞食いのクセが未だに残っています。すみません、こんな事書いて。
一般的には糞食いは成長するとなくなることが多いようですが、うちのは未だにします。ですから、糞をしたらなるべくすぐ片付けるようにしています。
顔はびっくりするほどブサイクに見えるときもありますが、平均的に100点満点で63点ぐらいです。
コッカースパニエルの血が入っているせいかちょっと頭が長いです。そして毛の長い犬なので、寝癖がついていたりすると顔の表情が変化するためです。
で、そんなコッカプーの話です。
コッカプーの成犬の大きさなど
体高が25~28cmぐらい
体重が5~11kgぐらい
寿命は18年ぐらい
以下は、うちのコッカプーの話です。
ソファーなどで横にいるといつまでも昼寝に付き合ってくれます。寒い日に抱きかかえているとまったく動きません。うちの犬は体重が約10kgで、コッカプーの中では大きめですが、抱き心地は非常にいいです。
これはこのコッカプーを飼ってほんとうに良かったなと思う点なのですが、ちょっとウトウトしても絶対にいつまでも横にいてくれるのです。
それまで、猫や他の小型犬を飼ったことがありますが、わりと一緒に寝ようとすると、ちょっと姿勢が悪いのか、どっかに行っちゃうってことが多かったのですが、このコッカプーは必ず一緒に寝てくれます。
犬の背中に顔をうずめてウトウトするのは至福の時です。
プードルとのミックスは毛が抜けない?
プードルとのミックスは抜け毛が少ないです。抜け毛が少ないのは家の中で飼う上で大きなメリットです。
家の中で毛が抜けると掃除も大変ですし、アレルギー体質の人はつねに鼻がムズムズ、喉がぜいぜいとなりかねません。
犬の体毛のタイプにはダブルコートとシングルコートの2種類がありまして、
シングルコートは正確に言うと毛が抜けないわけではありませんが、抜けづらいです。
ダブルコートの代表的な犬種はゴールデンレトリバー、ボーダーコリー、柴犬、チワワ、コーギーなどですね。
ゴールデンレトリバーなんて、ぼくは死ぬまでに飼いたい憧れの犬ですが、毛が抜けるのでたいへんですね。
ちょっと飼うには躊躇してしまいます。
シングルコートの代表的な犬種はプードル、ヨークシャーテリア、マルチーズ、パピヨン、グレーハウンド、グレートデンなどです。
犬とのスキンシップは飼い主さんの好みでしょうが、ぼくは犬に抱きつきたいので、毛が抜ける犬種だと「ちょっと今日はこれから出かけるからハグはやめとこうかな」とか考えないといけないので、シングルコートが犬種が良いです。
コッカプーの匂いは?
プードルは体臭が少ない犬種です。その血を半分受け継いでいるせいか、コッカプーは犬っぽい匂いが少ないです。
うちの犬は基本的にほとんど洗いませんが、シャンプーなどしなくても臭くないです。
犬の背中に鼻を押し付けてクンクンしてもほとんど匂いません。
ちょっと臭いのは耳の中と口臭ぐらいです。
ただ、子犬のうちはとくに肛門腺からの分泌液で臭うこともあるので、肛門腺を絞ってあげましょう。自分でする自信がない方は獣医さんに連れて行ってあげてください。
コッカプーの性格
性格は穏やかで、買い主に忠誠を尽くすタイプです。人に甘えたいので、なるべく近くにいようとします。
これはしつけとも関係してきますが、うちのコッカプーはわりと「子分気質」というか、飼い主の言うことは絶対聞かなくてはならないと思っているように見受けます。
ドッグランなどでも他の犬と喧嘩することはありません。
ちょっとうちのコッカプーの性格がわかるかな、というエピソードを以下に書きます。
うちのコッカプーはぼくが立ち仕事をしていると基本的にはいつも足元にまとわりついています。
急いで料理しているときなど、
わざとではないのですが、足を踏み出した拍子に蹴っ飛ばしちゃっうことがしばしばあります。
そういうときは、キャンって声を出したあと、「なんで、なんで?」って感じで、後ろ足で立って、前足でぼくの太ももあたりをトントンと叩いて、アプローチしてきます。
犬の社会は縦社会なので、上位の犬が下位の犬に唸ったり噛み付いたり、痛いことをしてものをわからせるということをすることがあるので、その習性のせいだと思います。
蹴っ飛ばしちゃったのはごめんねって思いますが、可愛いな、って思います。
まとめ
このコッカプーという犬。基本的にはいつも機嫌がいいと思います。そして、嫌なことはすぐ忘れるという性格です。
数年前、このコッカプーを散歩させていたときの話です。
ちょうどうちと同じぐらいの大きさの犬が近所の家の庭柵からこちらを見ていますした。
その犬にちょっと挨拶させようと近づくと、その犬が庭柵の間から突然うちの犬の鼻に噛み付いてグイグイ引っ張ったのです。
うちの犬は声にもならない声で「ヒャイン、ヒャイン」と鳴いています。
ぼくは驚いて、とにかく引き離そうとリードを引きました。ほんの数秒の出来事だと思いますが、ずいぶん長いことグイグイ引っ張られたような気がします。
どんなに痛かったことかと思います。鼻に噛みつかれて引っ張られたのですから。
しかし、私の心配をよそに、相手の犬に解放されると、うちのコッカプーは自分の鼻をペロンとなめて、何事もなかったように散歩を続けたはじめました。
うちの犬の鼻を確かめると少しだけ血は出ていましたが、深い傷ではありませんでした。
ぼくは驚いたことで心臓がバクバクしていましたが、そのあと機嫌よく散歩を続けているうちのコッカプーを、なんとなく誇らしく思いました。
ということで、コッカプーは大きさといい性格といい本当におすすめの犬種です。
では、良い一日を。
みなみかぜ