英語・留学

語学留学はとりあえず短期も。オーストラリア永住者の視点で言いたい件。

長期での留学は難しいので、短期留学に興味がある。

いずれ英語圏に長期の留学を考えている。

行くべきか行かざるべきかも含めて、ちょっと検討してみたい。

こんな方に向けてアメリカに9ヶ月住んでいた経験と、現在オーストラリアに住んでいる筆者がちょっと思うところを述べてみたいと思います。

★多国籍の仲間たちと語学をまなぶ。人種差別は無知からと気付く。

ぼくは21歳のときにアメリカに9ヶ月いました。予算の関係で学校に行ったのは3ヶ月だけですが、それは非常に新鮮な体験でした。

語学学校で、アジア、南米、ヨーロッパからの、いろいろな国籍の学生たちと、つたない英語同士で友だちになれたことは本当に刺激のある経験でした。

同時に、英語がうまくしゃべれないせいでローカルの人に冷たくあしらわれることも何度か経験しました。

ドイツ人やスペイン人のヨーロッパ人の生徒とは英語を一緒に勉強してるから仲良くできるけど、

アメリカ人は彼らと見た目がほとんど一緒なのに英語がうまく出来ないという理由だけで、仲良くなりづらいって、

こういう経験は語学学校に留学したから、出来た経験だったと思います。

ただ、当時のぼくはローカルの人がちょっと冷たいと感じたのですが、

逆の立場で考えると、日本国内で、言葉の通じない外国の人に対して、親切に接している日本人って、全体の割合で考えると、少ないだろうって思います。

しかも悪気はそんなにない。

つまり冷たくすると言うよりも、ローカルの人達にとって外国から来た人たちは単純に

「よく分からない人たち」っていう感覚じゃないかなと思います。

言葉の通じない人たちの気持ちを考え、思いやってあげることは、語学留学で学んだ一つだと思います。

★短期の語学留学。大した目的なくてもいいんじゃない。

行くか行かないかが、まず大きな問題になるとは思いますが、時間とお金に余裕のある人はぜひお試しくださいって思います。

お仕事している方は短期といえどもなかなかまとまった休みは取りづらいでしょう。大学生でお金があれば1ヶ月以上行くことも可能ですが、それ以上となると休学の届けを出さなければいけなくなります。

いずれにしても、そう簡単に実行できることではないのでしょう。

「現地で英語をできるだけしゃべる」ってざっくりした目標はあったほうが良いかなと思うけど。あとは考えてもしかたないです。行ってみないとわかんないんだから。

要は自分の経験を将来の何につなげていこうか、ということを常に考える意識があればいいんじゃないかな、と思う。

でもこれ、行く前に留学について「調べないでいい」ってことじゃないですから。

いまはネットでいろんな事がわかるし、そこから現地の様子や体験談、まあ、知り合いからでも良いですけど、できるだけ情報を集めておいたほうが良いと思います。

なんせ、お金と時間のかかる一大イベントなのだから。

★短期の語学留学するのであれば若いうち?

海外の短期留学は、とくに日本から出たことのない人にとっては、とても貴重な経験になると思います。その人の、それまでの人生とそれからの人生の分岐点になる、という人は少なくないと思います。

ぼくは21歳のときに大学を休学して短期留学しましたが、ぼくの友人は高校2年生の夏休みを利用して短期留学し、その後爆発的に英語の成績が伸びました。

彼は短期留学前後をきっかけに英語を真剣に勉強し始め、その後ニューヨークにある大学に留学しました。卒業後は日本に帰り翻訳に関係する仕事を始めたと聞きました。

学生時代が終わると仕事の関係で時間の融通がききづらくなるかもしれません。もっともそれは個人差があるでしょうが。

ただ人生の選択肢の幅を広げるのであれば、なるべく若いほうが自由が効くかもしれませんね。

★語学留学で、旅行ではなく生活という感覚を持ってすごす。

海外旅行はやっぱり自分の目で、見たことのない文化を見るということで刺激はあります。でも、見学、ショッピング、食事と、どうしても表面的な部分しか目に入らないかなって気がします。

一方、語学留学となると、短期でも生活の中心は英語の勉強になります。それによって、生活のメリハリも出てきます。

平日の日中は勉強し、放課後や、週末は友達と観光したりショッピングしたりと、充実感も上がります。

あと、学校の先生はローカルの人です。とてもフレンドリーな先生もいます。友達同士で、食事やお茶に誘って仲良くなっちゃうのも悪くないと思います。

★まとめ

かかる費用や、金額を考えると、なかなか語学留学というのは難しいかもしれません。

そして、自分の将来のキャリアにまったく関係がない場合もなかなか出来ないかもしれません。

ただ、ぼくは自分がいい経験をしたと思うので、人には「できるのなら、やってみたら」と言いたいのです。

 

 

では良い一日を。

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